Saturday, June 20, 2009

イズミルを歩く


 2月27日、10:30にパムカッレをでて、デニズリのオトガルを経由し、イズミルのオトガルについた。はじめここでも一泊しようと思っていたが、ビジネスホテルしかないようなので、10時発のイスタンブール行きのバスのチケットを買い、荷物を預け、街の中心部へとむかった。イズミルの街はヨーロッパの都市のようだった。

 
 ロンプラにカディフィカレという城跡があると書いてあり、特に暗くなった帰りはバスに乗るようにと書いてある。とにかく、あまりお金を使いたくないので、歩いていくことにした。途中までは道に案内が出ていたが、遠くから見てわかるようなものではないので、一向に場所がわからない。細い道に入ると、住宅街だった。歩いていると石段の所に座っている2人組の小学校高学年くらい(かな?)の女の子に声をかけられた。ロンプラの地図を見せて、ここに行きたいんだというようなことを伝えると、「案内してあげるよ、ついてきて」と言っているようだった。一緒に歩いていると道で遊んでいる子供たちが興味津々にこちらを見てくる。途中小学校の前を通った時も、彼女たちの友達らしき子供に、一緒に来ないかと聞いているようだった。左の子は落ち着いた感じなのであるが、右の子はお調子者といった感じで、道中、「マニー、マニー」、「ス!(水のこと)」、「シガラ!」と僕に何かくれとずっと言っていて、それを左の子がなだめている感じだった。僕は言葉が通じないふりをしてやりすごした。




 カディフィカレの城跡は崩れた石垣のほかに特になにかあるわけでもなく、公園といった感じだった。ベンチに座り、まだ何かせがんでくるので、リュックの中にちょうどチョコレートが入っていたので、それをあげて満足してもらった。左の子は受け取らなかった。写真を撮ったりしていると、警察官がやってきて、英語で「何か危険なことはされなかったか」と聞いてきて、ついてくるように言われた。しょうがないので、女の子たちにさよならを言い、警察官についていった。警察官はバス停まで連れて行ってくれて、これに乗って街の中心まで行くようにいってくれた。


 街の中心からこの遺跡までの間の住宅街はあとから考えればスラム街のような雰囲気だった。おそらく観光客が通ると、スリや強盗などがあるのかもしれない。なにか危ない目に合わなかったことは幸運だったのだろう。しかし、首都や主要都市ばかりをめぐる旅をしていると、観光地ばかり歩いて、現地の人の暮らしというものに触れる機会は少ない。道で遊んでいる子供たちや生活感のある街並みはどこか懐かしいような気もした。彼女たちにとってはそれが日常の暮らしで、いつもと同じように道にいたのかもしれない。そうした日常を少し見ることができたという点で、イズミルにも寄っていってよかったなと思った。

1 comment:

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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