Friday, February 5, 2010

謎の折り鶴女

その女は新宿駅南口広場にいた。
「折り鶴をおってください」
その言葉に折り鶴の達人である私の耳が反応した。
「折ります」と言ってしまったのだ。
女は小さな折り紙を差し出してきたので、得意の鶴を折り始めた。高校時代は授業中に折りまくっていたのだ。
女はなにやら、広島や長崎について語りだしたのであるが、慰霊碑にささげる千羽鶴とは違うようで、何か必死に訴えるように語っていたが、意味不明だった。被爆者が折った鶴がどうのこうの言っていた気がする。論理一貫性がまるでないのだ。というわけで何を言っていたのかあまり思い出せないが、途中からやばいと思ったので、折り終わった鶴を渡したのであるが、名前を書くように言われた。時間がないのでちょっともう行きますと言うと、書かないならいらないといわれ鶴を手渡された。
返されても、といった感じである。
持っていても気味が悪いので、駅の証明写真の椅子の上に置いてきた。
一体彼女は何者なのだろう。明日も同じ場所にいるのだろうか。。。

1 comment:

  1. おつかれっ!!笑
    あの時間に折鶴を1人で勧誘してた時点でちょっとホラー笑
    なーむー

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