Wednesday, December 29, 2010

最後まで気の抜けないタブリーズ

  翌日はアルメニアに抜けるつもりなので、イランで観光として過ごすのも最後の日となった。思えば、シーラーズで日本人と会ったあたりから旅としては上向きで、エスファハンでイラン人との出会いもあり、なんてイランはいいところなんだろうと思っていた。しかし、何が起こるかわからないものである。この日は特筆すべきエピソードが2つあった。

 1つ目は、朝食のために宿の近くのケバブ屋に行ったことだ。その時、財布には2万リアルしかなかったが、まあ足りるだろうということとで、店に入った。店のおじさんは「OK?OK?」と笑顔で言うので任せるままに出たものを食べたのである。

そして、食べ終わり、いくら?と聞くと、彼は「5万リアルだ」といった。

 一瞬冗談かとおもった。ここはイランだ。朝食でそんなにお金がかかるわけがないと。彼曰く、、高い内臓のケバブをだから高いらしい。日本人だからお金を持っているとでも思ったのだろうか。確かにうまかったが、そんな話聞いてない。お金もない。そんなわけで、口げんかで応戦し、言い合いの末、2万リアルを叩きつけて店をでた。今から考えると大人げない気もしたが、いくらなんでも高いだろという気がしたのだ。不当なぼったくりに妥協することは、他のバックパッカーにも迷惑をかけることになるのだ。 まあそもそも最初に確認しなかったのはこちらの落ち度だ。

 2つ目は夜夕食後に起きた。バザールから帰る途中少し道に迷ったのだ。しかもその時雨が降ってきたのだ。すると、ある男に声をかけられた。彼は何やら英語が話せ、しかも無宗教であるという。なんだこいつと思いながら、宿の近くの広場まで連れて行ってもらおうと思い、彼の後について行った。彼は一緒にタクシーに乗ろうといった。そんな距離じゃ無いだろうと思いつつ、道がわからなかったので、彼と一緒にタクシーに乗った。するとどこか変な方向へ向かっていった。彼にこれどこに向かってるの?と聞くと、リッチホテルだという。はい?と思っていると、男はこのように言い出した。 

「実は大きな問題がある。僕お金持ってないんだ」


はあ!!? 道が少し渋滞でタクシーが泊まっていたので、どこだか分らなかったが、ドアを開けて飛び降りて逃げた。なんということだろう。ただのお金のないおっさんだったのだ。どんなつもりだったかよくわからないが、危ないところだった。 しかしますますわからないところへ来てしまった。少しちょうど洋服屋の店主が店の前にたっていた。おじさんに宿の公園の場所を伝えると、おじさんは店に鍵をかけてくれて、タクシーつかまえて行先を告げてくれた。2万リアルかかったが、無事に帰ることができてほっとした。よりによってイラン最後の夜にこんなことがおこるとは。


夕食は少し奮発して、モダンレストランというところで、ノンアルコールビール2本とともに、タブリーズ・コフテという煮込みハンバーグのようなものを食べた。これだけ食べて、8万リアルだ。やっぱり朝食の5万はおかしい。

 

ちなみにこの町の生絞りメロンジュースは一杯1万リアルだ。うまいので何度も飲んでしまった。



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