Saturday, November 3, 2012

ロシアの前衛アーティスト(?)アレクサンドル・ピストレトフ

 同じ研究室のP君から教えてもらって以来、気になってマイブームとなっている人がいる。
ロシア人のアレクサンドル・ピストレトフ(Aleksandr PistoletovАлександр Пистолетов)である。
 最初に観たのは以下の動画である。



パイレーツオブカリビアンの曲の替え歌に合わせて、己の棒を回転させながら踊っているというものだ。バックには映画の映像が流れている。

 第一印象は、この動画がyoutubeで消されないのか!?という驚きである。
youtube上にはすでに同じ動画がそれぞれ違う人にupされているので、消すとしてもすぐにはいかないだろう。
修正版もUPされていて、少し黒い帯を下につけるだけで、NG部分が隠れるのだから考えたものだ。

 いろいろと調べてみると、グラディエイターの映像に合わせたものや、軍服を着て踊っているものもある。いずれも、ある映像の上に、自分の体を重ね、一部は映像とマッチしている。

 ネット上で検索すると、ポルノ映像の上から全裸で踊っているものもある。かなりヤバい人である。

 とはいえ、使われている曲はすべてアレクサンドルが作っているようで、動画を見ているうちに音楽の方もいいなぁと思うようになってしまった。



 海賊の曲の歌詞も英語訳を見てみるとなかなかいいことを言っている。最初は俺はロシアの海賊だみたいなことを言っているのだが、パンチキック以後の歌詞がこうだ。


On the internet, quite like the sea,
ネット上では、海のように
We are rocked, and we rock
俺たちは(波に)揺さぶられ、揺さぶる[rockがダウンロードも意味している→俺たちはダウンロードしダウンロードされる]
#[translators note: rock = load, so hes saying that "we get rocked by waves, we rock the waves" which has the double meaning of "they download us, we download too", an allusion to computer piracy]
And download our rights
そして、俺たちの権利をダウンロードする。
To ships without decks.
デッキのない船で(CDとかDVDデッキとかけているのだろう)
If you wrote something
or you came up with something,
Your intellectual property
You hold it in your arms.
もし、おまえが何かを書いたり何かを考え着いたら
おまえの知的財産は手の中にある。

Similar to the tentacles of octopus
Your IP rights are being strangled.
[You are] So called, like on the sea
An intruder - a pirate.
タコの触手と同様に、おまえの知的財産権はしめつけられている。
海の上でのように、(おまえは)呼ばれる。
侵略者‐海賊と。
Pirates, just like citizens
Follow their rules,
Nobody will be laughing
If they get punished.
海賊は、市民と同様に、海賊の掟に従う。
もし海賊が罰されるなら、誰も笑わないだろう。



と、まあ訳はこんな感じですかね。ネット上での表現活動と知的財産権、海賊版の問題等、アレックスが海賊の格好をしているのにも意味があるわけだ。
ジャ○ラックに聞かせたい。

facebookのアレックスのページの肩書は、俳優・歌手・ヌーディスト・オナニストとなっている。
多彩な新しいロシアの海賊の今後に期待だ。

Wednesday, July 25, 2012

イランビザへの挑戦2012

 二年前、イランに行ったときの査証のページのアクセスが多いので、また書き留めたいと思う。 今回、最大の障壁はe-visaで申請することが出来ないということだった。ページがハッキングされたとか何とかでページが一向に復旧しない。そこで手段として現地の人に招聘してもらうか、旅行代理店に頼むかして、イラン外務省の許可番号を得なければならない。
まず、以前イランに行ったときにであった人がテヘランにいるので、彼に頼んでみた。一応外務省には行ってくれたみたいではあるが、どうも勝手がわからないらしい。招聘ができるという制度自体が限られた人にしか告知されていないのかもしれない。2週間ほどねばってみたが、どうもとれなそうだということなので、旅行代理店経由で番号を取得することにした。
最新のロンリープラネットには、4つほど現地やロンドンの旅行代理店が乗っている。フォームに入力しお金を払えば番号を取得してくれるのである。Touran Zaminという代理店に申請することにした。料金は50ユーロだった。Money bookersというサイトの送金フォームを使い、指定された銀行口座に振り込むことができる。
振り込み後、6日後にイラン外務省の許可番号が送られてきた。3日後にイラン大使館に電話で確認し、本日パスポートを持っていきビザを申請してきた。

ビザの代金は7000円も取られるから、結局12000円近くかかったことになる。知人の招聘で番号が取得できればベストだが、次善の策としてはまずまずだったのではないかと思う。日本の旅行代理店に頼むと2万円近くかかるからだ。

P・S

申請時に書留分の切手を貼った封筒を提出したところ、3日目に家に届いた。
早い!

Tuesday, February 7, 2012

イスタンブールの回想とバリ島

 久々にこのブログの統計を見ていたら、今年の2月4日にアクセスが跳ね上がっており、しかもそのページがイスタンブールの絨毯屋に関する記事だった。3年前の自分のように、トルコに行ってスルタンアフメットを歩いているときに絨毯屋に出会い、即席の「友情」を形成して売りつけるという商法に出くわし、その後彼の名前をgoogleで検索する、という同種の体験をしている人が後を絶たないということを示しているのかもしれない。

 この間トルコに行ったことがあるという研究室の先輩とイスタンブールの絨毯屋の話をした。彼女はしたたかな人なので、絨毯屋のオ○ルという人と仲良くなり、いろいろ案内させながらも、絨毯を買うことなくやりすごせたそうだ。このオ○ルさんという人もネットでよく名前を見かける人で、かつメールのやり取りを何度かしたことがある人なのだ。というのも、カッパドキアであった同じ年のジュン君はこのオ○ルさんから絨毯を買っていた。のちに旅行代理店からのカードの請求が問題になった時に、オ○ルさんにメールで相談するように紹介してくれたのだ。直接知り合いではないが、イスタンブールに行ったという共通点だけで同じ人に関する話ができるくらいだからなかなかの有名人である。
 
 思えば、トルコ以来、短くはあるが、いろいろと国を回ってきた。何処に行っても観光地では日本語で話しかけてくるなんていうのは定番だったが、それにしてもイスタンブールの絨毯屋は感心するほどよくできた対日本人観光客ビジネスだ。ただこれに並ぶのではないかと思ったのが、去年の夏に行った、インドネシアのバリである。バリ島でも、日本人女性観光客に親切にし、お金を貢がせるというのがパターンらしく、地球の歩き方にも書いてある。バリではいろいろと縁があって、そんなジゴロの一人F君に親切にしてもらい(ほんとに!!)、いろいろと話を聞いた。なんでもF君はバリ島に出稼ぎにきたときに、同じように成り上がった人に親切にしてもらい、日本語を勉強するように言われたのだそうだ。日本人がよく来る土産物屋で働いていて、今はフリーのガイドをしている。DTを卒業したのも日本人だそうで、今でも日本にいる女性何人かとメールや電話をしている。バリ島はリピーターが多いらしく何度もFに会いに来る女性もいるそうだ。Fにイスタンブールの絨毯屋の話をしたら、バリよりすごいかもと笑っていた。

 バリでもイスタンブールでも「現地」(地方から出稼ぎに来ていることもあるので)の男が日本語を勉強し、海外でのアバンチュール願望のある日本人女性の欲求との駆け引きで、商売が成立するというのは共通している。クリフォード・ギアツという人類学者はかつて、インドネシアとモロッコのイスラーム実践を比較した。同じようにイスタンブールとバリにおける対日本人商法を詳細に比較したら面白いかもしれない。

F君に連れて行ってもらったライステラス