Tuesday, February 7, 2012

イスタンブールの回想とバリ島

 久々にこのブログの統計を見ていたら、今年の2月4日にアクセスが跳ね上がっており、しかもそのページがイスタンブールの絨毯屋に関する記事だった。3年前の自分のように、トルコに行ってスルタンアフメットを歩いているときに絨毯屋に出会い、即席の「友情」を形成して売りつけるという商法に出くわし、その後彼の名前をgoogleで検索する、という同種の体験をしている人が後を絶たないということを示しているのかもしれない。

 この間トルコに行ったことがあるという研究室の先輩とイスタンブールの絨毯屋の話をした。彼女はしたたかな人なので、絨毯屋のオ○ルという人と仲良くなり、いろいろ案内させながらも、絨毯を買うことなくやりすごせたそうだ。このオ○ルさんという人もネットでよく名前を見かける人で、かつメールのやり取りを何度かしたことがある人なのだ。というのも、カッパドキアであった同じ年のジュン君はこのオ○ルさんから絨毯を買っていた。のちに旅行代理店からのカードの請求が問題になった時に、オ○ルさんにメールで相談するように紹介してくれたのだ。直接知り合いではないが、イスタンブールに行ったという共通点だけで同じ人に関する話ができるくらいだからなかなかの有名人である。
 
 思えば、トルコ以来、短くはあるが、いろいろと国を回ってきた。何処に行っても観光地では日本語で話しかけてくるなんていうのは定番だったが、それにしてもイスタンブールの絨毯屋は感心するほどよくできた対日本人観光客ビジネスだ。ただこれに並ぶのではないかと思ったのが、去年の夏に行った、インドネシアのバリである。バリ島でも、日本人女性観光客に親切にし、お金を貢がせるというのがパターンらしく、地球の歩き方にも書いてある。バリではいろいろと縁があって、そんなジゴロの一人F君に親切にしてもらい(ほんとに!!)、いろいろと話を聞いた。なんでもF君はバリ島に出稼ぎにきたときに、同じように成り上がった人に親切にしてもらい、日本語を勉強するように言われたのだそうだ。日本人がよく来る土産物屋で働いていて、今はフリーのガイドをしている。DTを卒業したのも日本人だそうで、今でも日本にいる女性何人かとメールや電話をしている。バリ島はリピーターが多いらしく何度もFに会いに来る女性もいるそうだ。Fにイスタンブールの絨毯屋の話をしたら、バリよりすごいかもと笑っていた。

 バリでもイスタンブールでも「現地」(地方から出稼ぎに来ていることもあるので)の男が日本語を勉強し、海外でのアバンチュール願望のある日本人女性の欲求との駆け引きで、商売が成立するというのは共通している。クリフォード・ギアツという人類学者はかつて、インドネシアとモロッコのイスラーム実践を比較した。同じようにイスタンブールとバリにおける対日本人商法を詳細に比較したら面白いかもしれない。

F君に連れて行ってもらったライステラス

No comments:

Post a Comment