Saturday, June 14, 2014

テヘラン下町グルメ①~内臓のキャバーブ

 イランの首都テヘランの大バザールがある南部の地域は、住民の所得が比較的低いと言われ、治安もあんまりよくないという話を聞いたことがある。
 とはいえ、それは新興住宅地に住む人々の偏見に基づいる。実際に行ってみると、下町の人情味あふれる人々にあふれていて、イランの他の都市にあってテヘランにないようなイランらしさがある。

 バザールの南にあるモラヴィーという地下鉄の駅の近くで食べ物屋を探していたとき、住んでいた寮のあるエンゲラーブ広場のあたりでは見かけない肉の串を見つけた。羊の大腸である。以前もつ鍋を作ろうと思い、肉屋に聞いたところ、ないと言われたのであるが、南部では食べるのだ。大腸は通称ホシュ・グーシュト[良い肉]と呼ばれいる。

 日本でもグロテスクだなんだ、といってホルモンを嫌う人もいるけれど、イランでも同じような反応をする人がいた。けれど内臓はうまいと思う。
実際に動物を屠殺して食べるという場面になったら、普段食べるような肉の部位だけではなくて、内臓、骨などあらゆる部分をなんとかして食べようと思うだろうし、実際あそのようにして、スープのだしとり、とか内臓料理が、いろいろな地域で食文化として発展してきたのだろうと想像する。